高木あすかのちょこちょこブログ

漆芸作家 高木あすか が毎日更新するために作った自己紹介ブログです。ちょこちょこやります。

漆は縄文時代から!推し。

今回は今日届いた本の紹介します〜!

漆やってる人は一回は読んだ方がいいと言われる四柳嘉章著の「漆の文化史」と

そして今回私も初めて読むことになる宮腰哲雄著「漆学」です。こっちはまだ読んでない笑

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四柳嘉章さんは歴史学博士の方で、「漆の文化史」は本当にそのまま文化史です。漆がどういう風に扱われてたか、ただの食器としてだけじゃなくスピリチュアルな扱いをされてたこととかも書かれてます。これ何故か大学の図書館になくて(漆工棟にはある)、多分言ったら買ってくれると思うんですけど、持ってても良いなという内容だったので今回買いました。

宮腰哲雄さんは工学博士の方で、「漆学」の方では科学的目線での漆や次世代の漆の利用についてを期待して買いました。

次世代の漆の利用とかをもっと詳しくやってほしい。樹脂との関係とかやってほしい。まだ読んでないんだけど笑  読んだらまたブログにあげたいと思います!

あと次世代系でデジタルファブリケーションを使用した論文もあるので、それはまた別の日に紹介しますね。

 

そしてどちらとも謳い文句が「「なんと!縄文時代から!!」」ってあったので、私としてはもう耳にタコ👂🐙(他の論文とかにも絶対書いてあるし自分も書いてる)って思いつつも凄いことやもん。知らない人もいるもんね。となるのでした笑

現在では世界最古の漆の木片が福井県の約1万2600年で、世界最古の漆製品が北海道の約9千年前の装飾品という記録になっています。世界最古と証明できると、漆文化は日本発祥なんだぞ!って言えるんですね。だからとっても大事なことなんです。そう大事なのです。(←耳タコとか言ったけど)

インターネットの普及で画一化していく中で独自の文化大事だと思います。まあ完全に画一化するわけじゃないでしょうけど、海外行った時これ自国にもあるみたいなビルとか見てもおもんないですよね。そこの国特有の文化の方が見たくないですか?生き方って事ですから。

 

という感じで今日長くなっちゃったな〜!寒くなってきたので皆さまご自愛くださいませ〜!